今日は、芸術家のお友達のお話です。
彼女の名前は今田淳子ちゃん。
うちの産婦人科オープンにあたり、とってもお世話になった同級生です。
数年前、うちの産婦人科の設計図も何もまだできていなかった頃、
中学校時代の同窓会があり、そこで何十年ぶりかに彼女に再会しました。
13年イタリアで過ごし、帰国したところで、
「誕生」や「いのち」をテーマにした彼女の作品集をたくさんみせてもらい、
びびびっ!ときてしまったんです。
「淳ちゃん、今度産婦人科のクリニックを作るから、そこに何か作品つくって!!」
とお願いしたところ「いいよーーーーー!」とのこと。
それからどんどん話は進み、受付のオブジェから、待合室のオブジェや時計など、
たくさんの作品をつくってもらい、しかもクリニックオープンに合わせ、ギャラリーカフェCigogneでは個展までやってもらっちゃいました。
今でも時々顔を出してくれるのですが、昨日また久しぶりにカフェにランチに来てくれました。
作品づくりなどでしばらく引きこもっていたとのこと。
たーーーくさんお話しました。ひょんなことから、彼女が上通りの入口につくった作品についての話に。
大きな卵のまわりに精子が2匹、上には輪っかがあり、
その下にぞうさんと植物の芽がある、
「沸き立ついのち」という作品です。彼女のHPでも見れるのでみてみてください。
http://www.junkoimada.com/
彼女が長いイタリア生活の後、熊本に帰って来て思ったことは、「子供が多い!!」ということ。
イタリアでは周りにあまり子供を産んでる人がいなかったのに、熊本には3人も4人も子供を生んでいる友達がたくさんいたそう。
その時に、「熊本って、お魚が卵を安心して産める場所みたい!」と、なぜかお魚の映像が頭に浮かび・・・それであの作品ができたとのこと。
象さんは、うちの産婦人科の待合室にも作品がありますよ。
お釈迦様の母、摩耶夫人が、お釈迦様を身ごもった時に
夢に白い象が出てきたそうで、すべての生命の大切さを伝えるために
生き抜いた人間の命の始まりの意味があるそうです。
象さんの頭のレインボーは平和の象徴、赤い丸は日本の国旗から、
輪っかは輪廻を表しているそうです。
クリエイティブな才能のない私としては・・・
アーティストの考えることって、すごいなあ・・・
と感心するのみ。
まったく違う分野で仕事をしてるお友達だけど、
自分のクリニックに作品をつくってもらったことがきっかけで
一緒に仕事ができ、ほんとうによかった!!
これからもよろしくねー。
ちなみにこれは、私の診察室にある彼女の作品。
開院祝いとして、大親友から頂きました。
素敵でしょ。
ではみなさん、ごきげんよう~