私が医師になり、熊本大学医学部附属病院の
産婦人科に入った時に教授だった、
岡村先生という方がいます。
とにかくすごい先生でした。
「頭がいい」という簡単な言葉では表現できない感じ。
とにかくとにかくすごい先生でした。
岡村教授が外来で患者さんを診られる時に、
私はサポートに入らせて頂いた時期が数年あります。
「教授陪席」って言うんですけどね。
短時間でたくさんの患者さんを診られるので
そのお手伝いをするんですが
そのおかげでたくさんのことを教えて頂きました。
今の産婦人科医としての私の基礎はそこにあるといっても過言ではありません。
もう何年も前に退官されたんですが、
退官後も可愛がって頂き、
定期的にあるレストランでワイン好きの上司なども一緒に
お食事させて頂いていたんですが、
そのお店が数年前に閉店、
食事会がなくなり、なかなかお会いする機会がなく
寂しく思っておりました。
私のことを「きく」と呼んでくださるんですが、
「きく、食事会を企画してくれ」
と何かの時に言ってくださり・・・
「はーい!!わかりました!!!」
と、お答えし・・・、
いろいろ考えて、
前によく行っていたレストランのシェフに来て頂いて、
食事会をしよう!!と企画し、
やっとそれが先日実現しました!!!
メニューは・・・
タコのカルパッチョ
タコが見えませんけど(笑)
岡山・邑久の牡蠣
ポロ葱のコンソメ煮
鮎のお料理。
人吉にいる父がもらった天然鮎を、
シェフがちゃちゃっと料理してくださいました。
トマトのブルスケッタ
ポルチーニ茸のソテー (写真がピンぼけでごめんなさい)
サメガレイの蒸し煮
これ、お魚だけどお肉みたいな感じで、
とろとろでした!!
そして最後は、いろんな色の唐辛子入り、辛口ペペロンチーノ。
これ写真撮りそびれました!!
それになにより、
教授が持参(と言っても数日前に受け取って立てておきましたよー)された、1990年のシャトー・ムートン・ロートシルト。
シャルル・ド・ゴール空港かなんかで買われたそうで
(昔は買ったワインを機内に持ち込めたので)
日本語ラベルはありませんでした。
で、ソムリエなみにワインに詳しい産婦人科の元上司が持参した、
1992年のシャトー・ムートン・ロートシルト。
この年ってかなり悪い年だったそうなんですが、
それでもさすが、ここまで美味しいとは、って話になりました。
食事やワインも最高でしたが、
ご一緒できた時間も最高!!
隣に座らせて頂いて写真撮影しましたー!!
やったー!
またご一緒できたらいいなー。
美味しいお料理を作ってくださった前田シェフ、
遠いところ来てくださった岡村教授
そして息子さんで先輩でもある佳則先生、
そしていろいろ一緒に企画して考えてくださった、
これまた今の私はこの先生無しでは語れない、
大場先生、そして奥様。
そして天草の当直帰りに駆けつけてくれた後輩の清美ちゃん、
いろいろ手伝ってくれた勢津子、
ありがとう!!
また企画しなきゃー。